前回模型ネタで、カーポートを気合を入れて作ったよ!という話を書きましたが、製作者としてはカーポートの作成で、もう少し何とかならないかなーと思っていたことが二つあります。

①屋根の蛇腹折りが超めんどくさい。
 とにかく細かい作業です。ひたすら手作業でちまちまちまちま折っていたんですが、もうちょっと楽したい!
②カーポートの足が太い!(ゴツイとも言う)
 もう少しスリムに作れたら実際のカーポートにより近い模型が作れるのに……

この2点です。

ちなみに、前回の模型ネタで製作した模型の写真はこちら。

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これでもそれ以前に作っていたカーポート(下の方に写真載せました)と比較して、足が細くなった方なんです。

でも、足が正方形ではなくて長四角に仕上がってしまいましたし、もうちょっと何とかしたい
(現実に近づけたい)と思いました。

そこで、カーポートをつけるお住まいの模型を製作することにしたので、気になっていた2点を改善しつつ、カーポートの製作をしてみることにしました。


……お住まいのほうのの製作を後回しにして。

それではスタートです!
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まずは課題その①、屋根の蛇腹折を簡単にしたい!です。
写真はすこし厚めの紙に色を印刷したものをカーポートの屋根サイズに切り出したもの。
線に沿って一つづつ折っていくのがほんとーに大変で、何か直角の物に線を押し付けて、折っていけたら楽なのに……と思って身の回りを探してみたらいいものを発見。

設計屋や建築屋のお馴染みアイテム、三角スケール!略してサンスケなどと呼ばれています。
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手前の白いのがサンスケ、奥は比較用の金物定規です。
サンスケは角がとがっている上に、三角形なので下が安定しています。

この角に蛇腹の折り目を押し付けていって、
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いつもより早くカーポートの屋根のが早く出来上がりました!

本来ならこの三角スケール、100分の1などの縮小されている寸法の図面の長さを測るときに使うものなのですが、蛇腹折りに大活躍!

カーポート製作の憂鬱の種が1つ減りました( ´∀` )/ わーい。


もう一つの課題は、②カーポートの足をスリムにしたい!です。

これは下地とする素材をゴツイ(太い)物から細いものに変えるしかないのですが、そうすると問題になるのが、
1、華奢になり、壊れやすくなるかもしれない
2、作業が細かくなる。ラクをする方から遠ざかってしまう……(´;ω;`) ……お仕事なので頑張りますけど。
3、下地素材にどの材料を使えばいいかな?
こんなところです。

1、壊れやすさに関してはある程度時間が経たないとわからないので、とりあえず細く、スリム化を目指して作成してみます。

2、に関しては我慢。蛇腹折りが楽になった分と思えば……(*_*) 後は製作技術が上がるのを期待するか……。

3、ですが、建物本体で使っているのは”2㎜厚の発泡スチロールの両面に紙が貼ってある模型用の材料”です。それをそのまま使うと、模型は100分の1サイズなので、カーポートの足が2㎜だと、2㎜×100倍=200㎜。現実に直すと20㎝角相当です。そんなゴツイ足のカーポート、家庭用では見たことないです。
そこで、薄めの段ボールを切り出して、カーポート足をつくってみることにしました。それでも
1.5㎜の厚みなので、現実にすると大き目になってしまいますが、あまりに細いと今度は壊れるのでここら辺が妥協点かと。

根気よく製作し、完成したのがこちら。(右側)
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2㎜厚のボード素材のカーポートと並べてみました。

ほっそくなってる!4分の1くらいにはなってますね!
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こちらは一番最初に載せた、前回作成した足細めのカーポートと並べてみました。

こちらは足の細さ、半分くらいになってます。

とりあえず製作は成功!後は簡単に壊れなければオッケー。


ダイエットと同じで細くなればいいってもんじゃないです。
ダイエットは健康あってこそのダイエット。
模型のスリム化は壊れないのが大前提のスリム化。

(細い足の)カーポート作成の様子でした!