”香害”という言葉を聞いたことがありますか?

香害(こうがい)とは、
「香水、香り付き洗濯洗剤、柔軟剤などの香料に含まれる香り成分が原因で不快感を感じたり頭痛やアレルギーなどを引き起こし健康に害を受けること」
だそうです。

さて、いきなり建築屋が何を言い出すかと思ったら、この香害、住まいと切り離せない関係にあるんです。

どういうことかというと、まずはこちらの国土交通省のホームページで公開されている、シックハウス対策パンフレットをご覧ください。


パンフレットの5ページで取り上げられている、生活上のチェックポイントには化学物質の主な発生源が描かれていますが、「シックハウス症候群の原因」って、どんなものを思い浮かべますか?

・天井
・壁
・畳
・床
・家具や床に塗るワックス類
これらは建築に用いられるものですから、シック「ハウス」といわれるとイメージできるものかもしれません。

それ以外のものに、
・家具
・絨毯
・カーテン
・ストーブ
…ここら辺の物もまだ家で使うものなので、シック「ハウス」と言われてもまあイメージできるもののうちに入るかもしれませんね。

そして、
・洗剤
・化粧品
・香水
・整髪料
・防虫剤
・芳香剤
・消臭剤
ここら辺になると、ただの日用品。シック「ハウス」っぽくないですよね。そして香害の原因になるものが含まれています。

しかし、国土交通省のパンフレットにあるように、これらの物(すべての製品ではありませんが)には化学物質が含まれていて、それが原因でシックハウスになる可能性があるということです。

シックハウス症候群対策というと、建物の性能・使用している製品などに目が行きがちですが、本当に気をつけたいと思うなら、身近な日用品を選ぶときにも気をつけなくてはいけないということです。


健康な人にとって”普通に売られている日用品の匂い”が身体を害することはあまりないでしょう。

しかし、身体が弱い人や、アレルギー体質の人、さらに妊娠中・病気の人など体調の変化がある人にとっては、そういった身近なものの匂いが身体を害する”香害”になるかもしれません。

また、シックハウス症候群という病気はまだ詳しく解明されていませんが、一般的には花粉症のように体の中のコップに水(アレルギー物質)が溜まって溢れると発症すると言われています。

つまり、花粉症のようにいつ何時自分の身に降りかかるかわからない病気なのです。

自分と、家族の健康を守るために、まずは身近な日用品を選ぶことから気を付けるといいかもしれません。