新型コロナウィルスの影響で、人との接触を減らさなければいけない、ということが言われていて、仕事に関してはリモートワークが推奨されています。

さて、建築業をしているアルファ企画にとって、リモートワークは可能か・不可能かと言われたら、”全部をリモートにするのは不可能”と答えます。

理由は、建築業にはその場に行かないとできないことがあるからです。
新築の住まいを建てるのに、現場に行って作業しないと、家は建ちませんし、リフォームやメンテナンスだって現場にいかなければ作業や修理ができません。

ただし、建築業であっても、自宅で作業できるものがあります。

それは、”計画”の分野です。
プランを考えたり、図面を引いたり。これらの作業は基本的にパソコンがあればどこでも(考えるだけ、に限定すれば道具すら不要ですが)できる仕事です。

……というわけで、設計業務の私が、リモートワークをするうえでやったこと、やってみた感想のレポートを書いてみようと思います。

三密の避けられるオフィス(以前の記事を参照)なので、リモートワークがどうしても必要な状況ではないのですが、今後の状況によっては必要かもしれない・やってみたかったからやってみた、という話なので、【リモートワークやってみた】です。
zaitaku_telework_woman
(いらすとやさんの画像です。ありそうだなと思って探したらやっぱりありました。テレワークのイラストです)。

それでは本題に入ります。

1、まずは快適なリモートワークに必要な環境

リモートワークがはかどらない理由の一つとして、休校の子供たちの世話をする必要がある、とか、かわいいペットが”遊んで攻撃”を仕掛けてくる、といった状況をネットで散見します。幸か不幸か、私の家には常に世話が必要なお子さまも、キーボードの上に乗っかってくるお猫さまもいないので、リモートワークの環境としては恵まれています。

2、次に己との闘い

家にいると誘惑がたくさん……すぐそばに寝転がれるベッドもあるし、本棚に並んでいる本に手を伸ばしたくなるし、スマホのゲームを起動したって周りで見てる人もいないし……あぁ、ゴロゴロしたい!のんびりしたい!という誘惑との戦いです。

3、さぁ、ダラけそうになる自分に喝を入れて、仕事をしよう!

自分がリモートワークをする前に、世の中のリモートワークの先輩方のツイッターやら記事やらブログやらをいろいろチェックして、役立ちそうな情報を集めました。その中でこれは実行したいと思ったもので、実際やってみてよかったものを記載します。

・ルーティーンを決める
 おうちモードから仕事モードに切り替えるルーティーンを決める。例えば着替える、とか、コーヒーを入れる、とか、さぁ、仕事だ!といういわゆるスイッチの切り替えをします。
 私の場合はお茶とお菓子を用意する。です。水分の摂取ももちろん必要ですが、お菓子!お菓子も大事。頭を使う作業には糖分がいるはず……いえ、必須です!(自分調べ)

・換気
 酸素が薄いとぼーっとするので。立ち上がったらマメに窓を開けて換気。気分転換にもなります。

・腰を守れ!肩を守れ!首を守れ!
 すぐにできる前の2つと違って、事前の準備が肝心な要素です。
 オフィスのデスク&チェアのような、長時間作業に向いた環境が家の中にあればいいですが、それがないと身体への負担が激増です。身体がツラいと仕事が捗りません。
 私の使える環境は、コタツ机、つまりはローテーブルなので、長時間には向いていないのですけれど、コタツ机と座面を少しかさ上げして、足を伸ばせるように。背中にクッションを当て、腿の上にもクッションをおいて肘置場に。なるべく身体に負担がかからない姿勢になるように調整しました。
 後はマメに立ち上がって体を伸ばす。座りっぱなし、同じ姿勢は腰痛・肩こりを促進します。身体を動かす。これが一番かもしれません。


今のところ一時的なリモートワーク(お試しモード)だったので、ちょっと環境を整える、という程度で話が済むのですが、もし長期的なリモートワークが本格的に必要になると、やっぱり専用のデスク&チェアをそろえたりとか、ノートパソコンのモニタだけではがっつり作業をするには不便なので、追加のモニタを持ち込んだりする必要が出てくるなーと感じました。

しかし、リモートワークもやってみると悪くないですね。電話の応対がいらないとか、来客対応がないとか、そういう面だけを見れば仕事が中断されることがないので、作業自体はオフィスにいるときよりもこなせる量が増える気がします。

今回はとりあえずのお試しでしたが、お試しだとしてもやってみることによって、改善点が見えてきたりしましたし、今後完全リモートになっても大丈夫!という自信がついた感じです。

結論:やってみてよかった。

(担当:M.M)