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ご存じない方は??と思われるかもしれないタイトルですが、

WOODBOX(ウッドボックス)というフルオーダーでもなく規格でもない。「レディーメード」という考え方の、新しいコンパクトハウスのシリーズから、「BUNGALOW(バンガロー)」というタイプの平屋の住まいが完成しました!

という話です。

しかししかし、完成、といってもサイズはおよそ64分の1。
つまり、完成したのは1分の1の実際の住まいではなく、模型です。
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アルファ企画の事務所にはたくさんの模型が飾られていますが、それらのほとんどは100分の1模型です。
このバンガローは64分の1スケールなので、普段の100分の1スケールの模型に比べて1.5625倍大きいサイズとなっています。半端な倍率ですね。

一般的に建築模型というと、100分の1はもちろん、大体キリの良い50分の1とかのスケールで模型を製作することが多いと思われますが、
何故今回64分の1という中途半端っぽいスケールが採用されたかというと……
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家本体はともかく、車はリアルに作成するなんてできない……!という模型製作担当の技術の限界を鑑みて、車はトミカさんを購入して使わせていただくことに。
大人から子供まで愛されているトミカさん。種類も豊富でカラフルで、とても目移りしますが、いかんせん建築模型スケールのサイズ、100分の1サイズとかがないため、
「家の方を車のサイズに合わせちゃえ」
という、かるーいノリで64分の1のスケールでの模型製作がスタートしました。

模型のサイズが大きくなった(当社比)ため、いつもの模型と大きく違う点があります。
そう、屋根が開く!

100分の1模型を製作して、施主様方にプレゼントをさせていただく機会が今まで何度もあったのですが、お渡しした時に施主様が屋根を触って、
「開かないんですね…」
とおっしゃられるのを何度聞いたことか。

すいません、100分の1だと外側のイメージを見ていただくのが精一杯です……
製作者の技術ではそれがいっぱいいっぱいです……
と、心の中でゴメンナサイしていたのですが。

今回はちゃんと開きます!
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お風呂も洗面化粧台もキッチンもトイレも作りましたし、
ベッドや机やイスやソファーやテレビやシューズボックスも作りました!

木を敷地に植えたのも初めてですし、フェンスを設置したのも初めて。
いろいろ初めて尽くしの制作でしたが、楽しんで作業できました。

64分の1サイズに欠点があるとすれば、
・サイズが大きいので、置く場所をちゃんと確保する必要がある。
・そもそもいろいろパーツが必要で、作業が細かいため、作成にすっっっっっごく時間がかかる。
ということでしょうか。

施主様に、それぞれのお住まいの模型を、このサイズでプレゼントできればとっても喜んでいただけると思うのですが、製作時間を考えるとちょっと、いえ、かなり難しそうです。

ということで、プレゼントはできませんが、模型自体はしばらく事務所にてディスプレイしておりますので、WOODBOXに興味がある方は、ぜひ模型を見に来てくださいませ!

(担当:M.M)